パーティクルフロー経験者が読むと無茶苦茶面白いので、英語の内容を訳して要点をまとめてみる。
tyFlowの概要
まずtyFlowはparticle flowのシステムをベースに改良、改造したのではなく、0から新しく作ったとシステムだと述べられている。パーティクルフロー(以下PF)経験者ならすぐに切り替えられるとのこと。
つまり、ty製作者は「PFはもう要らない、tyFlowを使え」と言っているのだ!
PFとの違い
次にPFとtyFlowの違いが箇条書きされている。
PFを煽っているような書き方で面白い。
個人的に重要な点だけ挙げてみる。
・コア機能はすべてマルチスレッド
PFはシングルスレッドもあったということでしょう。
同じ動きを作ってもtyFlowの方が速いはず。
・自動リアルタイムタイムラインキャッシングがある
PFではタイムラインを逆再生すると(例えば49Fから48Fに移動すると)、1Fからシミュレートしなおしていました。よく考えると馬鹿みたいです。
重いフローでは一々キャッシュを組み込むのが面倒だったため、これはとても助かる気がしますね。
・tyFlowオブジェクトは自己完結型であり、シーン内で非表示のオブジェクトが作成されない
tyFlowで適当にフローを作ってレイヤを見ると分かるのですが、最初に作成するtyFlowのアイコン以外レイヤに表示されません。PFだと1つ1つのオペレーターやイベントまでオブジェクトとして扱われ、レイヤがPF関連のオブジェクトだらけになっていました。それらの1つが非表示になっていたり、別のレイヤにあったりするとフローが見えなかったり・・・。とにかく邪魔で邪魔で仕方ありませんでした。
これも凄くありがたいシステムです。
・PhoenixFD Nitrous VRay レンダーファーム対応
つまり、PFは対応していなかったんでしょうか・・・?
PFを外部プラグインではあまり使ってなかったので、実情は分りません。
・他にもPFには無い多くの独自機能がある
凄い
最後の一言
箇条書きの最後にも皮肉が。
「パーティクルフローの開発アップデートの欠如、永続的なバグ、最適化されていないコード、不足している機能に不満を感じている場合は、tyFlowが最適」
いつか3dsmaxの標準機能にtyFlowが入ってほしいですね。
そもそもmaxはPF以外にもアップデートの欠如、永続的なバグ、最適化されていないコード、不足している機能が沢山あるんじゃないかと思ってしまいます・・・
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